思ってることそのまま書いてます。

肺気胸(3) 痛い

 

(2)の続きです。

 

sebonesan.hatenablog.jp

 

どうやら肺気胸になると脇腹にドレーンという管をさしこみ

肺から漏れている空気を外に出すらしい。

確かに管を入れてから普通に呼吸ができるようになった。

 

しかし、点滴で痛み止めを入れてもらっても身体に管が入っているのだから痛みは完全には消えない。

 

その日は一晩中痛みで寝ることができなかった。

まず、右の脇腹に管が入っているため横になることができない。

座ってひたすら痛みに耐えながら時が経つのを待つ。

 

こうして3日ほど経ち、まず感じたことは

・入院中勉強なんかできない

・病院食美味しい

・おしり痛い

 

ということ。

 

痛み止めは点滴から錠剤に変わるのだが、これがもう効きすぎて笑っちゃう。

でも副作用でものすごい眠気が襲ってくる。

入院していてもやっぱり私は浪人生。

私がこうしているうちにもライバル達は毎日勉強に狂っている。

勉強しなきゃ・・・苦手な英語どうにかしなきゃ・・・ぐぅ・・・

 

目が覚めた時にはもう夕方。チクショウ。やっちまったな〜

明日から本気出します!!!(これが毎日)

 

 

こんな何も変化のない入院生活の楽しみは1つ

ご飯。

入院食はまずいだの噂を聞いていたのだが、実際食べてみると美味しい。

特に和食好きな私には朝ごはんにししゃもが出た日はテンションぶち上がりましたね。

 

 

最後の「おしり痛い」は本当にやばい。

管が入っていて横になれないため夜も座りっぱなしでおしりが床ずれになり、

管痛いわおしり痛いわで本当に地獄。

入院するときはクッションを持っていきましょう・・・。

 

 

こうして入院して一週間。

一向に肺の穴が塞がらない。

すると担当の医者から出た一言、手術かなぁ」

 

 

この一言で私は突如救急車に乗り、手術の出来る大きい病院に向かうことに。

意識がはっきりした状態で救急車に乗ることは滅多に経験できないだろう。

 

姫のように病室からえっさこら救急車まで運んでもらう。

自分で歩けるけどなぁ・・・・

ちょっと申し訳なかった。

 

この一週間でお世話になった看護師さん達が

「頑張ってね〜!」と見送ってくれる。嬉しい。

この声援にへらぁっと力のない浪人スマイルでお礼を言っていく。

 

 

 

(4)につづく。